中部屋と小部屋で構成された3Fは、展示空間の他に運営事務所も稼働していた。数人がコラボレーションした中部屋は、エアゾールで描かれたキャラや文字がジャングルのようなイメージと共に部屋をぐるりと一周していた。一方で小部屋の展示は、macのテキスト読み上げ機能の音声を、iPadのSiriが聞き取ってテキスト入力しtwitterで投稿、macがふたたび読み上げるという、2台のコンピューターによるコミュニケーションのループが構造の主体となっていた。二つの部屋は結果的に、人間とA.I.の実にシュールな対比となっていた。また喫煙所となっていた中部屋は、来場者と参加アーティストの交流ポイントともなっていた。